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表面処理用語集

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界面活性剤

界面活性剤(かいめんかっせいざい、英語:surface active agent、surfactant)は、分子内に水になじみやすい部分(親水基)と、油になじみやすい部分(親油基・疎水基)を持つ物質の総称。脂に溶けやすい親油性の部分と水に溶けやすい親水性の部分を持つことから、本来非常に混ざりにくい水と脂のような物質を混ざりやすくします。

金属の表面処理を行なう際、表面に脂やゴミが付着している状態で塗装などの処理を行なうと、表面に凹凸が出来てしまったり、塗装が剥がれてしまったりするため、洗浄する必要があります。

 まず金属表面を洗浄する時、脱脂剤や洗浄剤を使用しますが、界面活性剤の表面張力を低下させる作用が脱脂剤や洗浄剤の洗浄効果の一つとなります。界面活性剤は、金属表面の汚れに吸着して汚れと洗浄液の表面張力を低下させるので、汚れが洗浄液に溶けやすくなります。この時、汚れは分子状に溶解するのではなく、界面活性剤に囲まれたミセル状となって溶解します。金属表面も汚れも界面活性剤に覆われているので汚れが金属表面に再付着することは少なく、洗浄液と一緒に取り除かれます。

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