酸性|株式会社ケミコート

GLOSSARY

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表面処理用語集

酸性

酸性とは、化学的には酸の性質を表す語で,水素よりも電気的陽性の金属と作用して水素を発生し,金属酸化物と反応して塩と水を作る性質を指します。水溶液ではpH<7の場合を酸性と定義されています。

金属の表面処理においては、酸性の溶液を用いた錆などの除去にその作用が応用されています。また、その処理作業のことを「酸洗い」や「酸処理」などと呼んでいます。

 酸処理の目的には、大きく分けて、酸洗い・酸浸漬・エッチングなどがあります。「酸洗い」は、熱処理によって生じた錆を除去することが目的で、「酸浸漬」は、アルカリ脱脂液によって生じたアルカリ皮膜や、電解洗浄によって生じた酸化皮膜を除去します。そして「エッチング」では、加工時に生じた変質層の除去を目的としています。エッチングに関しては、酸を使う他の方法として、酸電解や化学研磨、そして電解研磨などがあります。

また、処理に使う酸の種類は、チタン・銅合金・ステンレスによって使い分ける必要があるほか、処理を行う際は、その混合比・濃度・温度、そして時間などの設定を調整する必要があります。

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