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GLOSSARY

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表面処理用語集

銅とは原子番号29、元素記号Cuで表される金属のことでわれわれの身近なところでは10円玉に使われています。

 銅には電気をよく通す、抗菌作用がある、美しい色彩や光沢をもつ、熱をよく伝える、加工しやすい、耐食性に優れているといった特徴があるため、暮らしの色々なところで活躍しています。銅で金属を表面処理したものである銅めっきは、こういった特徴を活かして、装飾・防食・機能用の幅広い用途に使用されます。

銅は表面処理において、装飾めっき部門では銅の赤みの色調がそのまま利用されることもありますが、変色しやすいため、単独で用いることはほとんど無くニッケルやニッケル+クロムの下地めっきなどとして利用されています。

 現在、実用化されているめっき銅浴は硫酸浴、ピロリン酸浴、シアン化浴、ホウフッ化浴等があり、硫酸浴やホウフッ化浴といった酸性浴は一般的に拡散係数が大きく、高濃度浴が利用できるため高速でのめっきに適しており、加工性が良いため、電鋳、印刷ロールへの厚めっきに利用されています。一方、アルカリ性浴のピロリン酸浴、シアン化浴は均一電着性に優れ、その特性を利用して広く使われています。

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