付着性
塗膜の機械的性質として日本工業規格JIS K5600-5-6とJIS K5600-5-7に規定されている。
JIS K5600-5-6ではクロスカット法による付着性の評価、JIS K5600-5-7ではプルオフ法による付着性の評価となっている。
クロスカット法は、碁盤目状の切り込みを入れた塗膜にテープを貼り付け、規定の条件で引きはがした時の塗膜の剥がれ具合で付着性を比較・評価するものである。
プルオフ法は、専用の試験装置を使用するものであり、塗膜に接着した試験円筒を引っ張った時に塗膜が剥がれた張力(試験円筒を引っ張る力)と塗膜の剥がれ具合を元に付着性を評価するものである。
脱脂・洗浄不足によって金属表面と塗膜の間に異物が存在する等により付着性は大きく低下します。