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表面処理用語集

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焼き付け炉

焼き付け炉とは、熱効果型の塗料に熱をかけて塗膜を硬化させるための装置です。熱硬化型の塗料は、熱を加えて焼かないと重合反応しないため、焼け付け炉では使用している塗料の焼き付け条件に合わせて100度から200度以上とさまざまな温度で使用されます。焼け付けは高温で行われるため、熱によって変形や変質をしてしまうような素材には焼き付け炉を使用できません。装置の種類は、熱風だけの物から遠赤外線と熱風を利用して加熱効率を上げ処理時間を短縮したもの、ガス大型赤外線ヒータを取りつけ高温加熱を可能にしたもの等があります。

焼き付けが必要な塗料の例として次のようなものがあります。アミノアルキッド樹脂塗料は、焼き付けが可能な素材について幅広く使用されています。他の塗料と比べるとやや耐候性に貧しく、長時間の紫外線照射によって退色やチョーキングが発生やすい傾向があります。熱硬化型アクリル樹脂塗料は、耐候性・耐薬品性・密着性に優れた塗装です。アミノアルキッド樹脂塗料と比べて高温での焼き付けが必要となります。

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