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GLOSSARY

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表面処理用語集

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防錆油

防錆油とは金属、とくに鉄などの錆び止めに使われる油のことで、金属の表面に油で防護膜を作り大気中に含まれる水分や酸素から金属を遮断することにより金属製品の発錆を抑制します。

防錆には様々な方法がありますが、一般的なのは塗装やめっきなどの表面処理の他にはこの防錆油が広く知られています。

一般的な防錆油は礎となる油(基油とも呼ばれる)に造膜剤と防錆剤を添加しています。JISK2246によって、指紋除去形防錆油、潤滑油形防錆油、溶剤希釈形防錆油、防錆ペトロラタム及び気化性防錆油の5種類大別され、更に膜の性質、粘度等によって細分されます。

指紋除去型防錆油は金属表面に付着している指紋を除去する能力をもつ防錆油です。

潤滑油型防錆油は石油の潤滑油留分を基材とする油状の防錆油で造膜剤は使用していません。その理由として潤滑油基油にはもともと造膜剤の働きがあるからです。

溶剤希釈型防錆油は不揮発性材料を石油溶剤に希釈または分散させた防錆油で、塗布後溶剤が揮発してさび止め被覆膜を形成するものです。

防錆ペトロラタムは常温で半固体状のペトロラタムなどを基材とする防錆油です。

気化性防錆油は常温で気化するさび止め剤を含む防錆油です。

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