放熱管式乾燥システム
【特許】直燃脱臭燃焼炉
一般的な塗装工程では、塗料を焼付ける工程で、シンナーや塗料の焼付けによって発生するヤニが悪臭の原因となり、このまま大気中に放出することはできません。また、焼付け炉内に発生するこれら悪臭の原因物質は、非常に引火しやすいため、早期に除去しないとヤニが炉壁に付着して、火災の要因となります。
このような状況を打破する解決策として誕生したシステムが「放熱管式乾燥システム」です。
このシステムの稼働により、
- 塗装焼付け炉を放熱管による加熱方式とするため、炉内の温度分布が均一になる。
また、強制循環をしないため、ゴミが塗装物に付着しない。 - 脱臭装置は、塗料焼付け炉内の放熱管の加熱と共用されているため、効率が良く、設備費が安い。
- 塗装焼付け炉の余剰熱風は水切り炉や蒸発装置を加熱するため、熱源の大幅な低減や有効利用が可能になる。
など、さまざまなメリットをもたらします。
これらの優れたメリットは、それぞれの有機的な相互作用により、金属の表面処理から塗装にいたるまでの工程において、より効率的で円滑な「流れ」を生み出します。