表面処理剤のラインアップ
ケミコートでは、金属表面に対して洗浄したり、化学研磨したり、梨地仕上げをしたり、塗装の下地処理をしたりといった機能をもった薬剤を取り扱っております。
それらの薬剤は、処理の目的や対象となる金属製品の素材や形状、処理条件などを元に選定を行います。状況·状態に合わせて様々な種類の表面処理剤をご提供致します。
表面処理剤の適用市場例
塗装下地
- 自動車
- 建材
- 家電
- 重電機
- 金属製品
- 建設機械
- 産業機械
- その他
防錆
- 造船
- 発電所
ペイントキラー剤
- ロス塗装の粘着化
剥離剤
- 塗装膜の剥離
接合・ハンダ付け
- ラジエ一夕一
- プリント基板
- その他
表面処理の対象金属例
- 鉄鋼
- 亜鉛及びその合金
- アルミニウム及びその合金
- マグネシウム及びその合金
- 銅及びその合金
- ステンレス
金属表面処理とは
金属表面処理とは、金属素材を加工、または製品化する際に必要な処理を金属製品の表面に施すことです。
現在、様々な金属素材が様々な製品に利用されています。それらの金属素材は、加工後にそのまま使用されることは多くありません。
金属素材は加工の前後に、洗浄の他、美化や保護、或いは特定の機能を持たせるために表面処理が施されます。
弊社の薬品を使用した処理だけでなく、製品の美化や保護の効果のために表面を削ったり、メッキや塗装をしたり、或いは金属表面に汚れがつきにくくするためにコーティングをしたりといった様に広範囲にわたる処理が含まれます。
金属皮膜処理とはなんでしょう
金属皮膜処理とは、金属表面に安定性の高い皮膜を形成し、金属を保護したり、塗膜との密着性を向上させる処理です。
金属は何も処理をしないままでは、表面に錆が発生したり、塗装しようとしても綺麗に塗膜が乗らなかったりします。
顕著なのは鉄鋼で、放っておけばすぐに錆が発生し、この錆はそこから徐々に広範囲に広がっていき、やがて材料の欠損に繋がります。特にピッティングと呼ばれる虫食い現象は、発生した箇所から内部へと進行する性質を持っているため、素材の強度を著しく低下させる場合があります。
弊社が得意とするのは、塗装の下地としての皮膜処理で、塗装前に行うことで、金属が錆びるのを防ぎ、耐食性と密着性を高める効果があります。
代表的な処理には、リン酸塩処理があり、リン酸鉄処理とリン酸亜鉛処理がよく用いられています。特にリン酸亜鉛処理は、耐食性に優れた結晶質の皮膜を生成します。